Mainstageでできること
MainStageはAppleが提供するアプリケーションです。
特に私のような重たいものを持つと肩こり、首凝り、腰痛が気になり始めるアラフィフキーボーディストにとって、ライブパフォーマンスの質を向上させるための強力なツールとなります。
MainstageはMac専用のアプリケーションで、現在5,000円で販売中です。
AppleStoreで購入できます。
下の画像はAppleStoreへのリンクとなっています。

ここでは、MainStageを使ってできることを中心に解説します。
自由な楽器選びでライブパフォーマンスが爆上がり
MainStageは、インストゥルメント(楽器)やエフェクトが豊富にあるだけでなく、音を重ねるレイヤー、鍵盤ごとに楽器を振り分けるスプリットまで、全てに対応できます。
音の高さを変えるトランスポーズもできちゃいますよ。急な移調にも笑顔で対応できる! 何と素晴らしい。

今までキーボードの小さな液晶に表示される文字や値を見ながら設定をしていたのが、パソコンの画面上で直感的に作業できるのも嬉しいポイントです。
ちなみにこの画像は直近のライブで使う予定のものです。
画面左端にあるリストがそのライブで使う予定の楽器(ソフトシンセ)たち。
レイヤーやスプリットなども調整済みです。
楽器編成を一瞬で変えることができる
MainStageは、シンセサイザーやプラグインサウンドを使用して、簡単にライブセットアップを設計できます。下の写真が曲ごとに設定された楽器のリストで、Mainstage内でパッチリストと呼ばれるもの。
余談だけど「パッチリスト」というと何やら難しそうな気がしますね。要はただの楽器リストですわよ。気負わずに臨みましょう♪

ずら―っと並んでます。
曲ごとに必要な音が微妙に違いますよね。同じピアノでもグランドピアノ風なのか、ストリングスやパッドと重ねたものなのか、DX7風なのかなどなど。
曲数が多いライブの場合、特に1~2台のキーボードだと音も手も足りない!なんてことはザラにあり、
毎回端折っていた音もありましたが、これにしてからは結構カバーできるようになった気がします。
パッチリスト(楽器リスト)の切り替え方は簡単。Bluetooth接続のフットスイッチがあれば一瞬です。
ちなみに私が使っているフットスイッチはiRig Blue turnです。
Bluetooth接続さえできれば、あとは上下の矢印ボタンを押すだけで楽器を切り替えてくれます。便利なので是非試してほしいです。ちょっとお高いけどね。。


リアルタイムの音声エフェクト
ライブ演奏中に、リアルタイムでエフェクトを変更することもできます。
例えば、ツマミのあるMIDI鍵盤と同期させてシンセサウンドのエフェクトを変化させたりなど。
MIDI鍵盤にフェーダーがあれば、それをドローバーに仕立ててオルガンのサウンドをリアルタイムに変化させることもできるでしょう。
ちなみに私は1台は88鍵盤(スタジオやライブハウスのものを使用)、2台目として最近32鍵盤のMIDIキーボード M-audio OXYGENPRO miniを購入しました。miniキーボード用のスタンドもサウンドハウスのオリジナルブランドPLAYTECHのスタンドを買いました。
これでも全部合わせて5キロ以下かな? 10キロ以上あるNordElectroちゃんを持ち歩くよりはずいぶん身軽。



何より軽量化。重たいキーボードを持ち運ぶ必要がない
MainStageを使用することで、ハードウェアのキーボードやシンセサイザーを持ち運ぶ必要がなくなります。
必要なものは以下です。
・MacBook
・オーディオインターフェイス
・USBハブ
・Bluetoothフットスイッチ
・充電器
・欲しければMIDI鍵盤の小さいタイプ
これらがあれば家で作った環境と同じサウンドがライブで再現できます。これにより、移動時の負担が大幅に軽減されます。
雨の日に電車に乗ってスタジオに向かう時の憂鬱な気持ちも減り、
満員電車の中で周りに気を遣うこともなくなります。身も心も軽い。走れちゃう。
こんな人に向いています
- ライブパフォーマンスで多彩な音を使いたいキーボーディスト
- 高品質なプラグインを使い倒したいキーボーディスト
- 重たい機材を持ち運びたくない方
- 直感的で操作性の高いツールを探している方
MainStage設定方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を参照してください。
注意点やデメリット
Mainstageは何でもできるけど、注意すべき点、デメリットもあります。
購入前の検討材料として書いておきますので参考にしてください。
注意① iPad / iPhone / WindowsPC / androidでは使えない
MainstageはMac専用のアプリケーションです。
WindowsはもちろんのことiPad、iPhone、WindowsPC、androidでは使えません。
試しにiPadとiPhoneのAPP Storeにて「Mainstage」を検索してみましたが
ヒットしませんでした。
なので、使う時はMacbook必須です。
Macbookは高額ですが、少しでも安く手に入れるためにオフィシャルの「認定整備済製品」を利用するのも手ですよ。
2024年1月に私はここでM2チップ搭載のMacbookProを手に入れました。
注意② キーボードの置いてない場所では使えない
あたりまえの話ですが、私が過去に経験したことなので記しておきます。
ライブハウスやスタジオって鍵盤があるのが当たり前だと思っていませんか?
私は思ってました。
キーボードが無いライブハウスもあるんですよ。
高円寺のU.F.O. Club、吉祥寺MANDALA2も無いですね。
その場合キーボードもプラスα必要ですが、アラフィフ女に持ち運べるサイズには限界がある。
61鍵以上は認めん!翌日の首凝り肩凝り腰痛を考えるとね……。
なので、その場合の乗り切り方は2パターン。
1:61鍵盤用にMainstageのプログラムを調整して61鍵+Macなどを持っていく。
2:61鍵だけで成り立つアレンジに変更する
2について、できるバンドと出来ないバンドがありますけどね。
まず完コピを軸にしているバンドでは無理ですね。
あとはスタジオでのリハ回数が少ないバンドも難しいですね。出たとこ勝負になってしまう。
なので、その辺は注意しましょうね。
何も変えたくない!という方には折り畳み式の88鍵盤もおススメ。
PLAYTECHはサウンドハウスのオリジナル商品なので、品質は保証できると思います。
万が一不良が届いても交換対応などスムーズかなと思います。
Amazonリンク、楽天リンクからも購入できますが、サウンドハウスさんで購入も可能です。

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